処方せん調剤に関するFAQ

 普段、店頭での御客様とのやり取りの中から、特に良くある質問を取り上げてみました。
 御参考になさって下さい。
Q1.処方せんに記載された薬の一部が不要なのですが…

A1.歯医者さんで出された痛み止めの頓服薬が余っているという例は少なくないのですが、 基本的に、薬の飲み合わせなどの問題がある場合を除き、患者さん個人の意思での「この薬が要らない」という御要望には薬局では対応できません。 医療機関で処方せんを発行していただく前に、医師と「この頓服薬は余っているので要らないのですが」等と充分に相談をなさっておいて下さい。
どうしても不要だという場合には、医療機関に問い合わせをし、医師に確認を取ってからの調剤になりますので、お待ちいただく場合がある他、 処方医が既に帰宅してる等で連絡が取れない場合や、薬局自体が非常に混雑している場合は翌日以降の調剤となります。

Q2.前回と同じ薬が欲しいのですが、処方せんが無いとダメですか?

A2.はい。その都度処方せんが必要で、薬局に来ていただいただけではお薬はお渡しできません。 まずは前回診察を受けた医療機関を受診し、医師の診察を受ける必要があります。 特に、血圧の薬、糖尿病の薬なとは「処方せん医薬品」と指定されており、医師の「処方せん」が無ければ交付できません。 また、交付できる数量は、処方せんに記載された量に限られます。
なお、処方せん医薬品に指定されていない一部の医薬品については、処方せん無しで交付しても法律違反にはなりませんが、 医師の診察が無い場合は健康保険が適用されませんので、全額自費(10割負担+消費税)となります。

Q3.処方せんに記載された薬が希望の薬と違うのですが

A3.それは困りました。しかし、この場合も医師への確認が必要になりますので、Q1と同様の取り扱いとなります。
良くある例ですが、湿布薬などは種類が多いため、医師に処方を求めた際、曖昧な表現では欲しい薬が処方せんに記載してもらえない場合があります。 湿布薬の品物名が記載された袋をお持ちになる等、欲しい薬の「銘柄」を正しく伝えて下さい。 また最近は、同じ名前の湿布薬でも、「薄いものと厚いもの」、 「ハガキ位の大きさのものと半分位の大きさのものや倍の大きさのもの」など種類が多くなってきていますので、正確な銘柄を伝えられるよう、 名前の最後に付く数字やアルファベットも忘れずに伝えて下さい。

Q4.医療機関にかかる際に老人保険証を忘れました。3割負担になるのでしょうか。

A4.通常の国民健康保険(または社会保険)の保険証は持っていったが、老人保険証を忘れてしまった、というのは時々あります。 そういった時に「老人保険を適用せずに国民健康保険だけの3割という扱いでお願いします。」と言われる方がいらっしゃいますが、 残念ながら老人保健の適用対象となっている方について、通常保険だけで保険請求いたしますと、書類不備ということで返戻になってしまいます。 したがいまして、老人保険証を忘れてしまった場合には、保険そのものの適用ができません。ですので、10割負担ということになります。
なお、後日に老人保険証をお持ちいただければ、差額はお返しいたします。(その月内か翌月5日までに限ります)

Q5.転職をします。退職から次の就職まで1か月ほど日にちが間が空くのですが。

A5.基本的に前の会社を辞めた時点で、その会社の保険は失効します。当然、次の会社の保険は、入社してからということになります。 (保険証が手元に届くまで日数がかかる場合もあります。)
したがいまして、そのままでは1か月の間が「無保険」ということになってしまいます。常時服用している薬がある等で「無保険」では困る場合は、 他の家族の保険の被扶養者に扱いにしてもらうとか、一時的に自治体の国民健康保険に加入するなどの手続きをして下さい。
なお、たとえ一週間でも一日だけでも、会社の健康保険の適用が途切れる期間があれば同様です。 その「無保険」の間は保険での診療や調剤は受けられませんので、充分御注意下さい。 また、御自分の意思の場合だけでなく、会社の命令による異動や出向といった場合でも、保険証の番号等が変わる場合は同じ扱いになり、 新しい保険証が届くまで保険診療が受けられません。(会社の担当部署等に充分御確認なさって下さい。)

Q6.薬が出来上がるまで待たされることがあるのですが

A6.お待ちいただく理由としては、大きく2つあります。1つは、お客さまの薬の内容自体が、御用意に時間がかかるというものです。 具体的には、粉薬、軟膏、液体のお薬を計量して混合する場合や、お薬自体の種類が多い(8種類以上)です。 この場合、時間がかかることは避けられません。お時間のある時にお越しいただくか、後で改めて取りに来ていただくのが良いかと思います。
もう1つのケースは、店自体が混雑している場合です。月曜日、金曜日、土曜日(午前)は、医療機関を含め、 非常に混雑する傾向があります。このような曜日や時間帯を避けてお越しいただくのが良いかと思います。


以上の他にご質問なさりたい内容がありましたら、メールにて御連絡下さい。

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